ナノ化学科とは?
教育の特徴



:: 最先端技術が呼び起こす学習意欲 ::


私達が最先端技術を教育することにこだわるのには、「理由」があります。 最先端の技術、それは私達の社会を未来へ向けて変えていく力の源です。 そこには、皆の夢があり、考えただけでもわくわくするような技術があふれています。私達は、夢を描きながら、そして、わくわくしながら学んで欲しいのです。

:: ナノ材料、エネルギー・環境、バイオ技術を強く意識 ::

化学は、長い歴史を持つ大変成熟した学問分野です。その全てに精通することは、いかなる人であってもできることではありません。 では、どの部分から学ぶのが良いでしょうか?
私達は、これからの社会で最も必要とされる技術を見極め、それを強く意識して教育に反映させます。そしてやさしく、効率良く学べるシステムの提供を目指します。当面は、ナノ構造材料、エネルギー・環境、バイオに関連する技術を重視します。

:: 幅広いコンピュータ利用 ::

化学の分野においてコンピュータは、私達が原子・分子の世界を理解するのを助け、データの解析を助け、そして、未知の材料の物性を予測するのを助けてくれます。最先端の分野において効率よく学び、効率よく研究するためには、コンピュータは不可欠と言えます。
このようなコンピュータですので、1年次から毎年継続的に利用し学ぶカリキュラムを組んでいます。もちろん、将来、化学とは直接関わらない分野において、コンピュータを利用した職業に就く場合にも、十分に対応できる能力を養います。

:: 実験を重視した教育 ::

学生実験は、教員の側から見ると、長い時間拘束され、設備や材料に費用がかかり、実験後のレポート指導にも大変な労力を要する重労働です。学生の側から見ると、実験は実際のものを相手にするのでとても楽しいものの、講義に比べて長い時間がかかり、レポート作成のための深い学習を要求される、重い授業です。私達の経験は、この実験の授業が教育上とても大切であることを示しています。
そのため、1年次から各年次に実験授業を配し、4年次には各研究室においての研究を行います。とても充実した各研究室の研究設備は、教育のための設備なのです!

:: 就職力・仕事力を引き出すバランス良い技術者・研究者養成教育 ::

専門知識だけでは、社会へ出て仕事をできません。技術者、研究者、さらには一般的な社会人として必要とされる素養は、実に多様です。
実行力、企画力、計画力、交渉力、分析力、グローバルな視点、等の言葉で表現される素養は、どのようなカリキュラムの中で身につけるのか?従来の大学カリキュラムは、どちらかといえば知識偏重で、その他の能力についてはカリキュラムの中での位置づけが不明確であったり、この種の授業の履修が各学生の嗜好に完全にまかされていたりで、重きを置かれていなかったと言えます。
ナノ化学科は、専門的な知識に加え、社会人としての実力の養成も重視し、総合力が養成されるバランスの良いカリキュラムを提供します。

 

2004. All Rights Reserved. 東京工芸大学ナノ化学科